【自己資金は少なくてもOK!】住宅購入の頭金の悩みを解決!



さて、今回のテーマは「不動産を購入する時の自己資金」についてです。

足利市内で不動産を購入する際、まずは頭金(自己資金)を貯めてから、というのが常識的な考え方です。
しかし、不動産を買うときに実際自己資金、頭金はいくら必要なのかについて、悩まれている方、困っている方、多いですよね。

頭金なしで家を買うなんて危険すぎる!破綻する!とよく言われますが、本当にすべての人が頭金を貯蓄する事が正解なのでしょうか?

ハウススタジオの持論は、「支払い能力があるなら頭金がなくても早く買ったほうがいいという結論」です。

今回は、なぜそう考えるのかを解説していきます。

 

 

 

 

 

 

| 自己資金300万円貯めた場合はどれだけ得になるか??


2000万円の物件を例に計算してみましょう。

頭金に300万円を支払い、1700万円ローンを組んだ場合、35年ローンで、月々の返済額は、約44,884円です。

頭金ゼロなら、月々の返済額は、約52,805円になります。

月々の払いは、7,921円ほどしか違いません。
(足利市内の現行金利:0.6% 35年ローン、ボーナス無しの計算です)

「えっ?それしか変わらないの?!」と思った方多いのではないかと思います。

300万円現金を支払って、月々が2万円以上変わった時代は金利が8.9%まで上昇した「バブル時代」です。

払っても払ってもローン残高が減らずに「未払利息」が膨らんでいく事態に不動産購入者の多くはパニックになっていた時代です。

当時の大半の方は、貯蓄していた現金のほとんどを不動産購入の自己資金にまわし、借入額を極力少なく借入していました。

現金一括で購入された方も非常に多かった時代です。

 

しかし、現在は低金利時代。足利市の金融機関における住宅ローン金利は約0.6%程度まで落ちました。

 

「頭金はしっかり貯めてから購入する!」「ローンを組むと損をする!」といったバブルの時の考えが、未だに色濃く残っており、不動産を購入するタイミングを自ら何となく先送りされている方も非常に多いのではないでしょうか。

私も23歳で自宅を購入する時に、良く親に「自己資金を貯めたか?」「借入は少なく、身の丈に合った物件を!」と口を酸っぱく言われました。

親に心配頂く事は非常にありがたい事ですが、自己資金を貯めるメリットは誰も教えてくれません。

私もそれらが当たり前だと思い込んでいました。

 

既にお気づきかと思いますが、この住宅ローンの金利の差によって、「購入するタイミング」と「自己資金の必要性」が大きく変わってきます。

 

 

| 自己資金は貯めるべきか??


家賃×5年間>5年間貯金して得する金利

例えば頭金のために毎月5万円貯金すると1年で60万円、5年で300万円貯金可能です。

しかし、その間、賃料も毎月5万円くらいかかっていると、5年で賃料300万円は捨てていることになります。

自己資金300万円貯めて得するのはローンを借りなくてよい300万円分の金利だけです。

今空前の低金利なので、300万円を0.6%で借りた時の1年の金利は18,000円程度。35年で計算しても63万円位です。

この63万円分の利息を払わない為に、5年間で300万円の賃料を捨てているのは、得ではありません。 

なので、ハウススタジオとしては、「ローンが借りられるのであれば、自己資金貯める前に自己資金10万円でも不動産を買った方がマシ」と考えております。

実際に、現在賃貸住宅に住んでいる方が頭金分の貯金を作ろうとすれば、家賃+貯金分の出費が月々必要となります。
仮に5万円を月々貯めて、300万円の貯金を作ろうとしたら、
300÷5=60
60ヶ月ですから、5年かかります。
家賃5万円の物件に住んでいるとしたら、この間ずっと、10万円(5万+5万=10万円)の出費がかさむことになります。
年間120万円。5年ですと、実に600万円が必要になります。
先に物件を購入してしまえば、このうち、家賃分の300万円が不要なのです。

 

 

|自己資金を貯めてから購入するデメリット


 

【自己資金を貯めてから購入するデメリットは、それだけではありません】

 

1.将来に対する不安が大きくなります。
ローンを組むのが遅れれば、それだけ老後の不安が大きくなります。
30歳で35年ローンを組めば、65歳で完済できます。
これが7年遅れれば、完済は72歳です。
いかに長寿の時代とはいえ、70歳過ぎてまで月々ローンを払わねばならないというのでは、健康面や収入面を考えると、不安はやはり大きいでしょう。

2.金利負担の増大
現在の金利は、0.6%ですが、将来的には、2%前後になる可能性が強いと言われています。
また、金融機関金での金利の割引もいつまであるか解りません。

3.税金及び印紙代の増額
不動産を取得するには、本来、印紙代、取得税、登記費用・固定資産税などがかかります。
現在は軽減処置がされますが、7年後まで軽減処置が続くかはわかりません。
なお、住宅ローン控除が使える今であれば良いですが、こちらも7年後同じ控除額かは不明です。

 

 

【令和3年度の住宅ローン控除については、こちらで詳しく説明しております。是非ご覧下さいませ。】

【2022年の住宅ローン控除は改悪か?!】~これから足利市で住宅を購入する方へ~ 

 

 

 

| まとめ 


もし今、無理なく家賃が払えている方なら、自己資金10万円で家を取得することは十分に可能です。
先の計算通り、5万円の家賃が払え、月々5万円の自己資金を貯められる方であれば、もっと楽に2,000万円の物件を購入することが可能なのです。
そしてその方が、経済的にもお得な場合が多いのが現実です。
お客様ごとに収入やライフスタイルは異なります。
もちろん、購入したい物件の価格も違うでしょう。
自己資金があると確かに住宅ローンの借り入れ額が減り、毎月の支払いは多少楽になりますが、頭金が貯まるまで購入を漠然と伸ばすという事は、お客様にとってのよい選択肢なのでしょうか。

 

皆様は如何でしょうか???

最後までお読みいただき、有難うございました。

 

少しでも参考になれば幸いです。